「どうせ~」
これは、「自分殺しの言葉」です。
この本の中に出てくる「どうせ無理」という言葉。
これは、「人の可能性を奪おうとする象徴的な言葉」だと作者は言っています。
「やっても、どうせ無理だから・・」とつぶやくだけで、何もしなくて済む。
「すぐに楽になれる恐ろしい言葉」とも言っています。
人に「努力なんて無駄だ」と思わせる「最悪の言葉」と言っています。
「そんなこと、どうせ無理」
誰が、その言葉を言うかというと、
「そんなこと」をやったことが無い人が言う。
やったことが無い人が「どうせ無理」と教えている。
やったことが無い自分の心が「どうせ無理」と教えている。
「やらない言い訳」を教えている。
根拠のない「できない理由」のおかげで、どんな夢だって諦められる。
だから「どうせ無理」と戦う。
「どうせ無理」という言葉をこの世から無くそうと思う。
もし「どうせ無理」という言葉と出会ったり、心の中にわいたときは「だったらこうしてみたら」と言ってみてほしい。
こんにちは!
なごみちです。
今回は、植松努さん著「好奇心を天職に変える 空想教室」をご紹介します。
上の文章のとおり、この本で語っていることは、とても意味深く共感できる内容になっています。
とても純粋で素朴な子供の目線から語っているようにも感じます。
一度は読んでみる価値がある一冊です。
この本はこんな人におすすめです
・「どうせ~」が口癖の人
・「夢」を持っていない人
・「夢は叶うもの」と思っている人
・「夢は叶わないから夢なんだ」と思っている人
・「そんな夢みたいなことを言っているんじゃない」と言われたことがある人、または、言ったことがある人
・良い学校に入り、良い会社に入ることが重要だと思っている人
・偏差値で学校を選び、知名度だけで会社を選ぶ人
・「我慢しなさい」と子供に言ったことがある人
・「そんなこと、どうせ無理」と子供に言ったことがある人
・自分の夢をしゃべったら馬鹿にされた人
・人の夢を馬鹿にしたことがある人
・今、「苦しい、つらい、きつい、悔しい、申し訳ない、悲しい、恥ずかしい」などと思っている人
・将来何をやったらよいかわからない人
・学校の先生、教育関係者
などなど・・・
置かれている立場はそれぞれ違いますが、それぞれの立場の中で、「感じること」、「何かヒントになること」が見つかるかと思います。
夢について
子供は大きくなるにつれ、世の中をうまく渡り歩くための「やりくり上手」を覚え、それと引き換えに「夢見る能力」をどこかに忘れてきてしまう、そうやって大人になっていく事が多いです。
この本の中でも、「夢」についても多く書かれています。
「夢を書きなさい」といわれ、素直に夢を書いたら先生に「夢のような事を書くんじゃない」と叱られたというエピソード。
・実現しそうなことしか、夢だといってはいけないのか?
・実現するかしないかは、誰が決めるのか。
・何でも、やってみなければわからないはず。
・やったことが無い人が「無理」だと決めるのは変じゃないか。
・「夢=仕事」であれば、夢というのは、すでに、この世の中にある職業の中からしか選べないのか。
・それなら新しい仕事はどうやって生まれるのか?
・自分ができそうなことの中から選んだものが「夢」なのか?
などと語り、
「夢とは、今できないことを追いかける事だと確信した」と作者は言っています。
確かに、「今できないこと」は、「今の状態のまま」だと一生できません。
「できるようになるにはどうしたらよいか」を追いかけ、「今」を変えていかなければいけません。
そう考えると、「夢は、今を変えるためにある」とも言えるでしょう。
他の印象的な言葉
・なくなるお金ではなく、なくならない知識をためる。「お金があったら、貯金なんてしないで本を買え」「お金は自分の知識と経験のために使ったら、貯まり続ける」
・「個性」は、「流行」ではなく、「個性」は「自分の経験」
そして「個性」があると、まわりから「必要」と言われるようになる。
・人生の価値は、人生の時間を使って得た「自分自身の経験」で決まる。
・勉強は「社会の問題を解決するためのもの」
・教育は「死に至らないよう、失敗を安全に経験させるためのもの」
・おかしくなったのは「失敗はマイナスだ」と思い込む大人が増えたこと。そうすると経験を避けるようになり、自信を持てない人間が増えて、日本は国力を失っていく。
・「夢と希望」は、ただ奪わなければいい。「あきらめ方」を教えなければいいだけ。
・ぼくらは、智恵と工夫で世界を救うために生まれてきた。
最後に
まだまだ、他にも心に響くことを語っています。
・大人が忘れてしまっている事
・重要だとわかっていながら見て見ないふりをしている事
・すべて型にはめようとしている事
・「現実はそんなに甘くない」という言葉を言い訳にして、あきらめてしまっている事
いろいろな事を感じさせてくれる一冊です。
ぜひ一読を!
引用「好奇心を天職に変える 空想教室」
* 「これらは個人の感想で、効果を保証するものではありません。」
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