概要
・ 悪性貧血を予防することから発見された水溶性ビタミン。
・ その中心にコバルト原子を含む。
・ ビタミンB12には、メチルコバラミン、アデノシルコバラミン、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミンの4種がある。
・ 主にサプリメントに利用されるのは、たんぱく質と結合しないシアノコバラミンである。
・ 動物性食品に多く含まれ、植物性食品には、ほとんど含まれない。
・ グループ : ビタミンB群
友達関係
・ 葉酸、ビタミンB1、ビタミンB6
働き
・ ビタミンB12は「赤いビタミン」と呼ばれる。
・ 「葉酸」とともに赤血球のヘモグロビンを合成する。
・ また、「葉酸」の再利用を助ける働きもある。
・ 神経細胞内の核酸やたんぱく質を合成したり、修復するのも役目のひとつである。
・ 神経機能が正常に働くためには、
筋肉や神経を動かすエネルギーをつくる「ビタミンB1」、
神経伝達物質を生成する「ビタミンB6」なども必要になる。
・ 「時差ぼけ」などのバイオリズムの回復にも、「ビタミンB12」がかかわっている。
・ 「ビタミンB12」は主に肝臓に貯蔵されている。
補給法
・ 菜食主義の人、吸収力が低下している高齢者は補給を心がけたい。
・ さらに胃の手術した人は、胃からたんぱく質の一種が分泌されず、ビタミンB12が吸収されないので補給の必要がある。
食事摂取基準(推奨量)
・ 成人男女 2.4μg/日
不足すると・・
・ 普通の食生活をしていれば、ビタミンB12が不足することはない。
・ ピルを服用している人は不足する可能性がある。
過剰摂取すると・・
・ 多量に摂取しても吸収されないため、ビタミンB12の過剰摂取による障害は、ほとんどない。
ビタミンB12を多く含む主な食品
ホタルイカ、ホタテ貝、カキ、アサリ、ホッキ貝、シジミ、ハマグリ、サバ、サンマ、ニシン、アンコウ肝、筋子、タラコ、牛レバー、豚レバー、鶏レバー等
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスをとることが大切です!
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