今回は、ダイエットに関する情報です。
ダイエット飲料について、英国とイランの共同研究班が、肥満者が参加する「ダイエット飲料」と「飲料水」の無作為臨床試験について「米国臨床栄養学雑誌」に報告したので、それをレポートします。
さて、「ダイエット飲料」と「飲料水」ではどちらが肥満者の減量に役立つ飲み物と評価されるでしょう？
今、米国では・・
成人の6割以上はBMI25以上（CDCデータより）にのぼる米国では、肥満による生活習慣病やQOL低下などが大きな社会問題となっています。
（ここで、言葉の説明をちょっと・・
日本肥満学会の判定基準(成人)によると、BMI25以上から「肥満（１度）」となっています。
また、QOLとは、クオリティ・オブ・ライフのことで、ある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているかという尺度になります。）
肥満率の高くなる食習慣のひとつに、清涼飲料水SODAを食事中や食後にたくさん飲むことが指摘されています。
それは、SODAなどの炭酸飲料には、すさまじい砂糖が使われているから、たくさん飲めば太るのも無理ないでしょう！
それで今は、小児肥満の問題から、学校ではSODAの販売を控えるなどの取り組みも始まりました。
またSODAより果汁飲料や野菜飲料、水やお茶を飲むことを推奨する動きも出てきています。
一方で、糖分やカロリーの過剰摂取を避けたいけれど、SODAも飲みたいという人たちをターゲットとした、人工甘味料を使ったカロリーゼロの清涼飲料水「ダイエット飲料（DBS）」もたくさん市場には流通しています。
では、ダイエット飲料は、減量の味方といえるのでしょうか。
注）ここでいうダイエット飲料はいわゆるゼロカロリーの甘味飲料で、日本でのトクホ飲料とは異なるものです。
【論文「成人肥満者の減量プログラムにおけるダイエット飲料の飲料水への置き換えによる体重減少の影響：24週間の無作為化臨床試験」によると・・】
肥満の人は、減量を達成するには、ダイエット飲料（DBS）が戦略となりえると信じている一方で、栄養士は体重を減らすためには、ダイエット飲料ではなく、水を飲むことを推奨しています。
しかし、減量プログラムに取り組む期間にダイエット飲料ではなく水を飲むべきなのかは科学的に立証されていないようです。
『研究計画・方法』
この研究では、24週の体重減少プログラムを実施し、ダイエット中に「ダイエット飲料を飲み続けるグループ」と、「ダイエット飲料を水に置き換えて飲用するグループ」において、体重減少の効果に差があるかどうか検討しています。
この研究には、「BMI27以上40未満」で、年齢が「18歳以上50歳未満」である過体重および肥満の女性89名が参加しました。
参加者は、それまでの食生活でダイエット飲料を飲用していた人たちです。
参加者はダイエット飲料の代わりに「飲料水を飲むグループ」と、「ダイエット飲料を継続して飲用するグループ」の２グループに分けられました。
「ダイエット飲料を飲用するグループ」では体重減量プログラムに参加している24週間、昼食後に週に５回はダイエット飲料を飲むこととしました。
『研究結果』
試験参加者のうち62名（71％）がこの試験を満了しました（ダイエット飲料グループ32名、飲料水グループ30名）。
試験開始時の調査項目にはグループ間で有意差は認められませんでした。
身体測定値、および心血管代謝リスクについて、両グループを24週間にわたって観察したところ、「ダイエット飲料グループ」と比較して、「飲料水グループ」は、体重の顕著な減少が認められたとのことです。
『結論』
食事の後に飲む飲料を「ダイエット飲料」から「飲料水」に替えることは、顕著な体重減少をもたらす可能性がある。
まとめ
「ダイエット飲料」から「飲料水」に替えることは、ダイエットにも良さそうです。
そもそも人間の体は、ほとんど水でできています。
ですから水を飲む事は重要です。
人は１日に２リットルくらい水を飲んだ方が良いと聞いたことがあります。
１日に２リットルは、真夏ならありえるかもしれませんが、なかなか飲まないですよね。
どうも、水を５０℃のお湯にすると飲みやすいそうですが・・
水道水も、地域によって、おいしいところとそうでない所ありますよね。
それに、水道水には、塩素が入っていることも気になります。
水道には、浄水器をつけるかウォーターサーバーの水にするかが良さそうです。
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今日から、飲むものは浄水の水。
そうするだけで、ダイエットや健康に違いが出てくるかもしれません！！
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