ハーブサプリメント 米国市場 売上64億ドル突破!まだまだ成長を続けるか?

こんにちは!
これは2015年現在のお話しです!

現在、米国では、ハーブのサプリメントが人気のようです。
そこで今回は、米国のボタニカルカウンセルが、米国でのハーブサプリメントに関する調査報告を発表したのでレポートします。

ボタニカルカウンセルって?

そもそも米国のボタニカルカウンセル(The American Botanical Council)とは何か?
・・というと、「米国植物協議会」と言って、ハーブについて正しい知識の普及をするために、情報と教育の提供を行っている組織のようです。
通称「ABC」と呼ばれているそうです。

報告によると・・

その報告によると、米国では「ハーブサプリメント」の販売が好調だと言っています。
それは、日本のハーブサプリメントとは異なる人気素材が、売上を牽引しているようなのです。
このほど米国ボタニカルカウンシルが発表した統計によると、米国の2014年のハーブサプリメント市場は6.8%成長により、64億ドルを突破したことが明らかとなりました。
これで、ハーブサプリメント市場は11年連続成長を遂げていることになります。

そもそもハーブは・・

現在ではすっかり暮らしの中に定着してきたハーブですが、その歴史は、はるか紀元前の昔にさかのぼります。
人々が代々受け継いできたハーブの中には、特に薬用として活用されてきたものがたくさんあって、これらのハーブ類は「メディカル・ハーブ」と呼ばれ、時を超えて再びその薬効が見直されてきたようです。

自然健康食品店での販売状況

ハーブサプリメントの販売のほぼ半分は、通信販売ダイレクトセリングなどの直接販売が占めているそうです。
一方、店舗販売では、一般の食料品店などではなく、「自然食品店」「健康食品店」が主要な販売チャネルのようです。
店舗販売の中心となる自然健康食品店(ホールフーズマーケット含まず)でも、前年2013年に比べ、5.2%の販売増を遂げているとのことです。

米国のより自然なライフスタイルにこだわりを持った消費者が利用するハーブサプリメントのランキング

自然健康食品店の顧客は より自然なライフスタイルにこだわりを持った消費者のようで
・健康のみならず倫理的であること
有機栽培ということをサプリメントの選択基準のひとつとしていること
・持続可能性やフェアトレイドといった意識の高さも特徴のようです。

クランベリー

ではここで、こうした消費者層の利用するハーブサプリメントのランキングを見てみましょう。
1位 Horehound(ニガハッカ)
 咳の緩和等に効用があるとされます。
2位 クランベリー
 尿路感染症の予防・改善等に良いとされます。
3位 エキナセア(エキネシア)
 免疫力を高める働きがあるとされます。
4位 ブラックコホシュ
 更年期障害としてのほてりや発汗等に良いとされます。
5位 フラックスシード/フラックスシードオイル(亜麻仁油)
 生活習慣病予防に有効とされています。
6位 バレリアン
 心地良い睡眠を促してくれるハーブと言われています。
7位 ヨヒンベ
 血流を良くする効果があるようですが、日本国内ではヨヒンベを含む成分は劇薬に指定されており、ヨヒンベを含む食品の全てが非合法な未承認医薬品となるようですので注意が必要です。
8位 バイオフラボノイド混合物
 バイオフラボノイドは活性酸素を除去してくれる抗酸化物質と言われています。
9位 ノコギリヤシ
 男性ホルモンを抑制する作用があると言われています。
10位 ジンジャー(生姜)
 血行を良くして身体を温める効能があると言われています。

人気素材の拡大・縮小

『ウコン↑』

人気素材のひとつ「ウコン」は依然として販売拡大が続いており、近年では関与成分クルクミンの科学研究は8,000研究を超え、抗炎症作用や抗腫瘍作用にも期待が高まっているようです。

『マカ↑』

近年販売拡大が顕著な素材としてMaca(マカ)があげられます。マカは前年比15.2%の市場拡大が報告されています。2014年のMacaの人気により、乾燥macaの取引価格の急騰も生じました。

『ステビア↓』

一方で販売が縮小したものとして、砂糖代替食品として脚光を浴びていたステビアがあります。
日本では甘味料として使われるステビアは、長期摂取と毒性に対する結論が出ていないことを理由に、ヨーロッパなどでは今までは不承認だったという経過もあります。
2014年の調査によるとステビアは12.3%もの市場縮小が確認されています。

まとめ

米国では、2014年までの11年間、連続的なハーブサプリメントの市場拡大が継続していて、米国消費者は、ハーブサプリメントを健康のために上手に活用していることがわかります。
また、ハーブは欧米諸国のみならず南半球、日本を始めとしたアジアの国々でも人気が高まっているようです。
薬漬けになっている医療の現状を憂慮し、できるだけ自然の治癒力を活用して、副作用なしに治そうと一人ひとりが健康に目を向け始めているのかもしれません。
とは言っても、ハーブを利用する場合は、ハーブの作用、効用、成分などの知識を得た上、かつ、外国との取扱いの違いも考慮にいれ、慎重に利用したいものです。
今後、ハーブを治療に取り入れた「メディカル・ハーブ」は、ますます医療の現場でも活用されていくのではないでしょうか。

*これらは個人の感想で、効果を保証するものではありません。
これらの栄養素だけとれば症状が良くなるという話ではありません。
栄養のバランスを考えるときに参考にしていただければ幸いです。
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスをとることが大切です!

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