「ご近所付き合い」がより大切になってきた昨今・・その理由とは・・?

都会では、「隣にどんな人が住んでいるのか」すら知らない・・
そんな話しは良く聞きます。

自分は、地方に住んでいるので、ご近所付き合いは少なからずありますし、地域では、公民館活動で役員が回ってきたりします。

年1回、役員改選のため地域の「総会」なんていうのもあります。
まあ、どの地域でもあることだろうし、特に珍しいことではないとは思いますが・・

「総会」には、地域のほとんどの人が参加しますが、その後の「懇親会」となると「4分の1」くらいの人数に減ってしまいます。
地域全体での年1回の「懇親会」だというのに・・です。
ひと昔前は、総会に出たほとんどの人が残っていたものですがね。

それぞれ出ない理由は、あるのでしょうが・・
実は、この「懇親会」の場がとても大切なのです。
貴重な情報交換ができるコミュニケーションの場だからです。

この場が薄れてくると・・
今、あの家には、
単身赴任の人がいる・・とか
寝たきりの人がいる・・とか
そもそも何人暮らしなのか・・とか
そんな情報すら、わからなくなってくる。

特に今は、「個人情報保護法」があることで、個人情報はオープンにできない・・
だから、「懇親会」は、本音で情報交換ができる最高の場なのです。
特に今の時代はその場がとても大切なのです。

なぜ、今の時代は特に大切かというと・・
ここ最近、毎年のように、全国のどこかで、様々な「災害」が起きているからです。
「災害は、忘れたころにやってくる」時代から・・
「災害は、忘れる前にやってくる」時代に変わってしまったからです。

どこの家にどんな人が住んでいるのかわからなくては、災害の時、全員が避難できたかどうかすら、わからないからです。
災害があったら、ご近所の人を助けたり、助けられたり・・そんな関係が必要だからです。
だから、数少ないコミュニケーションの場が大切なのです。

そもそもコミュニケーションの鍵は・・
まずは共通点を見つける事だそうです。
その共通点によって、信頼関係や心のつながりが生まれ、「心の架け橋(ラポール)」ができるのだとか・・。
共通点があるだけで安心感が得られ、基本的な共通点があるから、個性を強調しても受け入れてもらえるそうです。

そういった意味では、同じ地域に住んでいるという共通点が既にあるのだから、コミュニケーションは取りやすいはずです。「懇親会」という場に出さえすれば・・。

地域の人々の「心の架け橋(ラポール)」を築き、地域の人々のコミュニケーションをよくすることで・・
もしかしたら、災害に強い地域が作れるかもしれません。

今回の名言

まずはラポール(心の架け橋)を築け。
共通点がコミュニケーションの鍵だ。

                                  (アンソニー・ロビンズ)




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