今、日本ではトクホ飲料のマーケットが拡大しています。

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栄養専門家の指摘は・・・

栄養専門家のなかには、「トクホ飲料が流行るのは、食生活が乱れているから!」と指摘する人もいるようです。

また、消費者は「偏った食事を、トクホ飲料が帳消しにしてくれると誤解している。」というのです。

いままでも、「サプリメントやトクホが、食生活の乱れを容認することにつながるという懸念」が持たれてきました。

そうした議論に焦点をあてた研究が、米国の学術誌に報告されました。

 

 

その論文の要点を紹介すると・・

米国のあるサプリメント業界団体が行った調査結果は、

消費者の大半は、「マルチビタミン、カルシウムおよびビタミンDサプリメントは、栄養不足を補完に役立つものの、健康的な食事の代替品としてみなすべきでないことを認識している。」ことが確認されました。

 

米国成人2000人以上を対象にした意識調査を行い、学術論文「マルチビタミンなどサプリメントの役割に関する消費者調査」としてまとめました。

著者らは、「政策立案者や医療専門家が懸念するような、消費者の健康的な食事の軽視はないことが確認された。」と言っています。

また、消費者の栄養改善のため、サプリメントを活用することが有用であることが示唆されたとしています。

 

 この調査では、回答者の約90%が食事からの栄養摂取が十分でなく、食事からの栄養が偏るときにマルチビタミンおよびミネラルサプリメントが役立つと考えていることがわかりました。

一方で、「マルチビタミンは、健康的な食事や生活習慣の代替にはならない。」との考えを持つ人が約8割いることも明らかとなりました。

このことから、米国人は、サプリメントのメリットと限界を踏まえたうえで、健康を維持する方法として、サプリメントを役立てていると結論しています。

では、日本では・・・

これは、米国での調査です。

さて、日本では、どうなのでしょう。

サプリメントに関して日本は、米国にかなりの遅れをとっています。

まだ日本では「サプリメントを摂るという習慣」が定着していない人の方が多いでしょう。

健康のためには、「本来の食生活が重要である」というのは、日本も米国も同じです。

トクホ飲料が、偏った食事を帳消しにしてはくれません。

まして、サプリメントは、食事の代替品にはなりません。

サプリメントは、栄養不足の補完に役立つもの。

食生活や生活習慣の見直しのひとつとして、サプリメントを用いるという姿勢が、より実践的な健康維持につながることになりそうです。